キャビテーション

セルライトとは、脂肪細胞が老廃物と混ざり合って肥大化したもので、一度できると落とすのが非常に難しいと言われています。
なぜセルライトは落ちにくいのでしょうか？
セルライトは皮膚のすぐ真下にある皮下組織と呼ばれる場所に作られます。この組織が正常であれば脂肪細胞はきれいに整列しており、毛細血管から酸素や栄養素を取り入れることで老廃物を排出します。
しかし、何かしらの原因で代謝が悪くなると、老廃物の排出がうまくいかず、脂肪細胞の周りに老廃物が溜まりやすくなってしまいます。
そして、排出されなかった老廃物と混ざり合って肥大化し、周りを囲むコラーゲン繊維が引っ張られて、皮膚の表面にデコボコとした目立つ状態のセルライトになってしまいます。
最終的には肥大化した脂肪細胞は血管やリンパ管までも圧迫し、皮下組織に酸素や栄養素を届けることができない環境になり、セルライトがセルライトを生み出す悪循環に陥ってしまうのです。
こういった理由でセルライトは大きな悩みの1つなのですが、キャビテーションにより解消できるのは大変大きなメリットです！

ダウンタイムとは、施術を受けてから通常の生活に戻るまでの回復する期間を言います。
注射やメスなどを使った施術は、少なからず体へのダメージがあり赤みや腫れなどが見られ、大きく目立つこともあります。
キャビテーションは注射やメスなどを使わず、超音波による脂肪細胞やセルライトのみを減らす施術のため、ダウンタイムがなく、施術後もいつも通りの生活を送る事ができます。
また、他の細胞組織や血管、神経などに影響を与えないと言われている点も、安心して受けることができるメリットです。

個人差はありますが、キャビテーションを受けてから2〜3日は痩せやすい状態にあると言われています。
理由は、キャビテーションによって分解された脂肪細胞がエネルギーとして消費されやすい状態になっているためです。
分解された脂肪細胞は血中に流れていきますが、そのままにしておくとまた脂肪として蓄積される可能性があります。
そうならないためには、マッサージで排出を促したり、軽い運動をしてさらに燃焼したり、栄養を意識した食事をとるなど代謝を上げ脂肪燃焼しやすい体づくりが大切です。
より効果を高めたい方には、EMS（電気刺激で行う筋トレ）やリンパマッサージ、整体などのボディケアを併用して行うこともオススメです。
また、破壊された脂肪細胞は肝臓で分解された後、腎臓でろ過され体外へと排出されるので、肝臓や腎臓への負担を考え、特に暴飲暴食やアルコールは控えた方が良いでしょう。

当院では、以下の事を意識して過ごすようおすすめしております。
・暴飲暴食や間食を避ける（アルコール、ジャンクフードなど）
・水分をたくさんとる（体重×30mlが理想）
・食事にサラダやみそ汁を食べる（ビタミン、ミネラル摂取）
・睡眠をしっかりとる（6時間以上）
・身体を温める（軽い運動、温かい食べ物、セルフマッサージ）
・サプリメントで代謝を上げる（栄養を補い燃焼効果UP）

キャビテーションは超音波を利用した施術になるので、少々骨に当たり振動を起こし、施術中に金属音のような「キーン」という音が聞こえることがあります。
これは「骨伝導音」と言い、上半身への施術はより大きく聞こえることもあります。
人によっては苦手な音であり気分が悪くなる可能性もあります。
特に、ひどい頭痛持ちの方や、耳鳴りのある方は注意が必要です。
なるべく骨の近くを避け、脂肪の多い部分へ施術することで多少音を抑えることもできますが、我慢せずにお伝えください。
また、頭痛持ちや金属音が苦手な方は事前にご相談ください。